2016年4月12日火曜日

シンの復活


生前、育児放棄で子供を施設に取り上げられたくせに、死んだ後は頻繁に息子ハスの前に現れるようになった母親アンさん。


息子としては、それが少し疎ましかった。


メイドとしてハスの家に住み込んでいるアンナ、掃除を自主的にやるようになり、少しは使えるように。


それもそのはず。宇宙娘ハネルもメイドとして引っ越してきたから。


「これから、よろしくねッ♪」

「あぁ・・・はいはい・・・」

ハスに気に入られたいハネルの魂胆が見え見えで、超絶萎えるアンナ。


「難しいことはわかんないッ!」

「ちょっと・・・」

先輩らしく色々教えようとするアンナであったが、メイドとしてのスキルを身に付ける気のないハネルは、宇宙人パワーを使って逃げ切る毎日。


「イズルはいいヤツだと思うよ」

「そうね・・・」

ハネル同様にハス狙いだったウメコは、もう諦めモード。ハスが実の兄だとは知らぬまま。


幼なじみのイズルと付き合い始める。


ハス、久々に実家に帰省。


「大丈夫、心配しなくていいよ」

自分を育ててくれた養母を励ますハス。


「お金って意外と簡単に貯まるもんだよ」

学生の身分でメイド二人雇いながらも、結構稼いでるハス。その稼ぎを毎週養母に仕送り。貧乏生活をしながら自分を育ててくれた母への感謝。


「もう、わざわざ苦労を背負い込むなよ・・・」

「可哀想な子なのよ・・・母親が牢獄生活なんですって」

ハスが独立した後、また養子を引き取った養母。


「覚悟はいい?」

「うん、いいよ」

ネオの身代わりになって死んだクローンのシンを蘇生しようと目論んでいるアンナ。ハスが留守にしている今がチャンス。


井戸に命乞いをする。


すぐさま蘇生とは行かなかったが、蘇生に必要な「神々の食べ物」が与えられた。


「あぁ・・・シン・・・」

「ありがとう、アンナ」

神々の食べ物を食べて、シンは復活。


「この日を待ってたんだ」

「えっ・・・」

思えば、ネオ狙いだったアンナ。井戸の力を使ってネオと一瞬結ばれはしたが、夢はすぐに覚め、完全にフラれたあの日。跪くネオのクローンを前に、ネオからのプロポーズのような錯覚を覚えるのであった。


そして、シンもまた、幽霊時代ずっと世話になっていたアンさんを疎ましく思い、自分の明るい未来のためにあの世へ送り出すのであった。要は、若い彼女ができて、古い畳は取り替えられたのだ。


「これでいい?」

「あぁ・・・いいよ」

ネオと同じ顔、同じ髪型では区別しにくいので、クローンのシンは髪型を変更。ちょっと純粋そうな雰囲気にはなったが、中身はほとんどネオと同じダメ男。


「ねぇねぇ、プロポーズされちゃった♪」

「えっ!?」

浮かれアンナ、ライバル視する姉妹のエミに報告。


「あのネオのクローン?」

「うん♪」

自慢気に話すアンナであったが、エミは内心ホッとしている。なぜなら、長く続かない気がするから。


シンとの結婚を前に、やっておかなければいけないことがあるアンナ。ゴーストナイトへゴー!


「アンナ、会いたかった」

「私もよ・・・」

会わなければいけない理由がある。


「あなたとはお別れよ」

「そういうことか・・・」

そもそも井戸の手違いで充てがわれた彼氏。好きでも何でもないのだ。


「どこ行ってたの?」

「ちょっとエミのとこに・・・」

ネオの嫉妬深い特質を受け継いでいるシン。アンナの行動をいちいちチェック。先が思いやられる。


アンナの不穏な行動にモヤモヤするシン。メイドの仕事もせずにテレビばかり見ている宇宙人ハネルが気になる。


「あたしに構わないで!」

「うわっ・・・」

その結果、マインドコントロールの餌食に。


しかし、なんだかんだ言って、ハスもシンも宇宙人ハネルのそばにいることが多い。そりゃまぁ、アンナがメイド仕事を一生懸命やってるからなんだけど。

メイドの扱い格差が、今後トラブルを生まないことを祈るばかり。

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