2016年3月7日月曜日

動き出したハス


アンさんは、大枚をはたいて次から次へと井戸に願いをかけていた。

夢の若返りを願ったら、とりあえず少し寿命が伸びたらしい・・・じれったい結果だな。


メイドとして住み着いたアンナの方は、毎回1シムオリオンで恋愛祈願。また、究極の口説き文句をゲット。前回はネオに使って上手く行ったが、あっという間に捨てられたので、今回は慎重に使いたいところ。


(誰に使おっかなぁ~♪)

アンナ、うしろ!うしろ!


(エミの彼氏を奪っちゃうのもいいかも♪♪♪)

ヘンリーに危機が迫る。


「きゃぁぁぁあああ!ネオ!?死んじゃったの?」

「ネオではなく、彼のクローンのシンです」

アンさんがネオと間違えて死なせた悲劇の男。


「愛してるわ」

「同じく」

ゴースト、悪魔の罠に落ちる。


アンさんは彼を死なせたとは言え、その後はずっと愛してきた。それを若いメイドが横取りとなると、彼女の怒りは爆発するであろう・・・。


しかし、アンさんの怒りより前に、井戸の怒りが爆発。あまりに井戸にお金を使いすぎたもんだから、大金を願ったアンさん。井戸から噴き出した炎に瞬く間に包まれる。


「あああああっ!!!アンさーーーん!!!」

火事に気がついたアンナ、慌てて駆け寄るが、なぜか水着。そう、プールで泳いでいたから。


「なんてことなのーーーっ!!!(涙)」

「プッ・・・君のせいだからね」

アンさん、自分の強欲が招いた井戸の怒りによって死亡。遊んでいて助けるのが遅れたくせに他人事のように泣くアンナに、死神は吹き出すのであった。


(何っ!?)

翌日、死亡記事に目を通していたハスが衝撃の記事を発見。


(死んだのか・・・)

どうやら、アンさんの死を知った模様。


(強欲の果てに・・・)

身も蓋もない死因。


「主が亡くなったんだって?」

「え、えぇ・・・そうよ」

大きな館に一人残されたアンナを訪ねたハス。


「君の悲しみを思うと胸が痛いよ・・・」

「あ、あの・・・そうね・・・」

むしろ、助けられなかった後悔で、アンナの胸は痛んでいた。


「死神に聞いたんだけど、火事の時、君はこの館にいたんだって?」

「えっ!?」

ヤバい、バレてる!w


「あの人は、俺の実の母親なんだ」

「え???どういうこと?」

そして・・・


「父親はネオだよ」

「あ・・・ぁ・・・・」

アンナ、父親をたぶらかした上、母親を死なせてしまった罪悪感で、その息子を前に言葉も出ない。


「ハサウェイ・ソードが、俺の本名だよ」

「ハス・ブラックって名前は・・・?」

ハスはハサウェイの略。養子として引き取られたのがブラック家。


「チャッキー、育児放棄で施設に連れて行かれたあの時の赤ん坊が帰ってきたみたいよ」

「ヒヒヒ、こりゃ面白くなりそうだな」

ずっとアンさんのそばにいたチャッキーとティファニー。(人形w)


「とういうことで、この家は俺が受け継ぐから。君は今まで通り、メイドとして働いてもらうよ。嫌なら・・・」

「あ、働きます・・・」

遊んでいて主を火事から救えなかったアンナの弱みを握ったハス、もといハサウェイ。何を企んでか、この家をいともあっさり乗っ取ったのであった。


(ハサウェイ・・・イケメンだし、まぁいいか)

一抹の不安を抱えながらも、お気楽なアンナはハサウェイとの同居に少し心踊らせていた。


「これからは、苦労させないから」

「ハス・・・」

常に所持金が3桁の貧乏生活を送ってきた家を離れるハス。育ての母親には、これから楽に暮らしてもらいたい。そんな願いがあった。


「マジ?」

「マジマジ」

そして、一連の出来事を死神から聞いて知ったヘンリー。ハサウェイが何かとてつもなく恐ろしい計画を企てている気がした。

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