2016年3月1日火曜日

ウメコとハスの微妙な距離


「確認してきてくれた?」

「出生証明書だよね」

 ハスから、アンの家で出生証明書を確認して来いと指令を受けていたヘンリー。


「写真撮ってきたけど、名前はハサウェイ・ソードってなってるよ」

「やっぱり・・・」

ハス、何かを確信した模様。


「このことは誰にも言うなよ、言ったらお前がウメ・・・」

「分かったよ、言わない・・・ってか、近いよ」

弱みを握られているヘンリー、ハスには逆らえないのであった。


「ねぇ、アンナに会いに行ったの?」

「へ?」

二股されてるんじゃないかと疑うエミ。


「誤解すんなよ、俺にはエミだけだよ」

「ヘンリー・・・」

年上女を上手く丸め込むヘンリー。


そして、欲望のまま夜を楽しみ、翌朝、エミは機嫌よく出勤。


エミが出勤した後に目覚めたヘンリーは、ウメコの家へ。健全に一緒に宿題。


「おまえ、ウメコと付き合ってないの?」

「付き合ってないよ、友達だよ」

たまたま来ていたイズルの核心を突いてみる。


「付き合っちゃえばいいのに」

「簡単に言うなよ」

色々事情があるんだよ。


「ねぇ、ヘンリー、あそこでお茶して行かない?」

「んー・・・」

仕事が終わったエミに呼び出されたヘンリー。


「あのさぁ、外で会うのって落ち着かなくて好きじゃないな」

「あ、家の方がよかった?」

外で会いたがらない男は、たいてい怪しい。


「ユキちゃん、ハスと同じクラブなんでしょ?」

「そうだけど?」

ハスが気になるウメコ、ハス周辺を洗い始める。


「ハスのこと気になってるんだぁ♪」

「でも、まだ何も知らないの」

だからこその事情聴取。


「ん~・・・ハスとは確かに同じクラブだけど、一緒に宿題する程度の付き合いなんだよね」

「そうなんだ」

アバンギャルドというクラブ。


「読書も好きみたいで、難しい本をよく読んでるわ」

「へぇ~」

DIO様みたい。(読書といえばDIO様)


「でもさ、死神と仲良いみたいでさぁ」

「えっ・・・怖いね」

そもそも、死神が普通に街で生活してるところが怖いわ。


そこへ、クラブ活動に来たハスの姿が。


「あ、ハス・・・これから、クラブ?」

「うん・・・」

会話は弾まない。


「ここ空いてる?」

果敢にハスに近づくウメコ。


「空いてるよ」

避けるように席を立つハス。


わざわざ離れておいて店の中から見つめるという・・・w


「あの娘、アンタのこと相当気になってるみたいよ」

「あの娘?」

ウメコだよ。


「もしかして避けてる?」

「そんなつもりはないけど」

明らかに避けてる。


「マスター、いつもの」

「いつものって?」

うちの近所のガストに「いつもの」で注文が通じる中学生が来る。


避けてないと主張したいのか、突然ウメコの前に座るハス。


「・・・・・」

「・・・・・」

しかし、やっぱり会話は弾まない。


「罪な男だな」

「いずれはっきりさせるよ」

アバンギャルド内でウメコの片想いはホットなゴシップなのであった。

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