2016年2月4日木曜日

ウメコの野望


「携帯はいい加減にしなさい、ウメコ」

「もうちょっとだけ~」

小学生も全員スマホというデジタルドラッグ時代。


「宿題は終わったの?学校の成績はどうなの?」

「・・・・・」

母タケコは、とにかく娘ウメコに口うるさい。


娘には厳しく当たる一方で、自分はパーティで知り合った若い男に溺れる日々。


「ウメコ!お部屋の片付けもちゃんとしなさい!」

「・・・・・ッ!」

若い男と会ってきた日は、決まってイライラする母。


(早く大人になって独立したい)

ウメコは、家を出て行くことばかり考えていた。


そんなウメコ、そこそこの成績で高校に進学。


「すっかり大きくなったな」

「パパ、ママとは離婚しないの?」

全く家に帰らない父と、娘も夫も気にせずに奔放に遊ぶ母が、いつまでも離婚しない理由がウメコには解らなかった。


「もう結婚している必要はないと思うんだ」

「そうね・・・」

ネオから切り出して、離婚が成立。


「もう女はコリゴリだよ」

「これからは、僕だけを見て生きるんだよ?」

悲しみに暮れる間もなく、実質同棲生活をしていたカミーユと結婚したネオ。


「何?」

「いや・・・別に・・・」

次に結婚するのは、付き合いの長いミドリだと思っていたノヴァも絶句。ミドリを不憫に思わざるを得なかった。


「ねぇねぇ、ハスと仲良いの?どんな人?」

高校入学早々、憧れのハス情報を貪るウメコ。


「彼、すっごくイカすわよ!」

上々の答えが帰って来て、テンションが上がる。


このアフロ娘、実はハスに色目を使いまくりなのだが、名前がサヤカってのが笑える。


「ねぇ、ネオ・・・」

「ん?何?」

カミーユは、ネオに一つの疑問を抱いていた。


「こないだ、街で君にそっくりな少年がバイオリンを弾いているのを見たんだ」

「俺にそっくり?w そりゃよっぽどのナイスガイなんだろうな」

何にも疑問に思わないネオ。


父の愛情を知らずに育ち、母の不貞に嫌気が指しているウメコが一番信頼する友達はイズル。しかし、そのイズルの母親が自分の父親と長く付き合っていることを、ウメコは知らない。


ネオの元同居人だったノヴァとユウコの間に生まれたヘンリー。平和な家庭に育った彼だが、両親の間にできた微妙な溝に気付いていた。


まぁ、わけありっぽいヘンリーだが、なぜか異常にゴミ箱を漁る。無精者とか悪人とか大食いとか、そういう特質一切ないはずなのに何故だw なんか怖い。


そんな微妙な関係の幼なじみ三人。今後、どんな物語を紡いでくれるのか。


「ねぇ、パパ?」

「ん?」

高校生になったウメコは、父ネオと積極的に交流する。


「パパの最初の子供って、どうしてるの?」

「さぁな、施設で元気に育ってるんじゃない?」

ウメコにとっては異母兄になる存在。どこでどうしてるのか知りたいのが心情。


ウメコが気になるハスは、イズルとは年も近いせいか仲が良い。


ウメコは、イズルを使ってハスに近づこうと画策していた。

こうして、第二世代が大きくなったので、第一部はこれにて終了。次からは第二部の始まり。あんまりカテゴライズが意味無い気もするけどね。

2 件のコメント:

  1. ウメコとハス、イズル、ついでに(笑)ヘンリー いよいよ次世代の物語の開幕ですね ワクワクします♪ 

    それにしてもネオとカミーユの結婚はサプライズでした
     

    返信削除
    返信
    1. ネオもまだまだ存在感をアピールすると思いますが、若い世代にも新しい世界を作ってもらいたいと思います。カミーユは、ずっとネオ一筋なのでw

      削除

日記へのご意見・ご感想などあれば。