2015年6月24日水曜日

エンジェルの卒業


「エンジェルの写真、大人気だね」

「まぁね」

思ったほどは売れないけど、プレイヤー的にはちょうどいいペース。


「ネオ!エンジェル嬢、グラビア辞めるってよ!」

「部活みたいに言うなよ」


「俺、これから何を糧に生きていけばいいんだよ・・・」

「お、おおげさだな」


「な?SNSも辞める宣言してるだろ?」

「ホントだ・・・何があったんだろ」


「ちょっと疲れてるだけだよ、女ってそういうのよくあるじゃん」

「そうかなぁ・・・」


「ネオが店でバンバン写真売ったりするから、嫌になったんじゃない?」

「えっ・・・(汗)」


「ねぇ、エンジェル辞めるってホント?」

「えぇ、ホントよ」

エンジェルを演じているタケコさんに直接問うネオ。


「もういい歳だし、そろそろ落ち着きたいの」

「・・・・・」


「やぁ、いらっしゃい、君がネオ?」

「・・・・・っ!?」

「彼と同棲することにしたの」

ネットアイドル卒業の陰には、やはり男がいた。


ネオのタケコさんへの愛情ゲージはMAXなのだが、タケコさんは全くその気なし。よく見たら、ちょっと赤いぐらい。その一方で、アダムとリアムという男性とそこそこ上手く行っている。


アダムは郵便配達人なのだが、タケコさんの心が自分だけのものではないと気付き、さよなら宣言。


そして、未来研究所勤務のリアムとの同棲を決意。大食い同士気が合うし、ゆくゆくは結婚も視野に入れている様子。


「ノヴァ、研究所にリアムっているでしょ?どんなやつ?」

「リアム?あんまりいい噂聞かないよ」

実は、このリアム、タケコさん以外に4人もの女性と恋愛関係になっている。しかも、研究所の職員にも手を出している、とんだスケコマシと判明。


そんな事情もあってか、同棲ホヤホヤなのに派手に言い争いをする二人。


(大丈夫なのか・・・)

ネオもさすがに心配になるほど。


「ねぇ・・・幸せ?」

「もちろんよ」


「アイツよりは俺の方がマシじゃない?」

「もう待ちくたびれたのよ・・・」


「・・・って言うんだよぉ(涙)」

「待ちくたびれた・・・か」


(逃して後悔したか?w)

意地悪な目でネオを見るノヴァ。(笑)


「おはよう、今朝もイカしてるね~」

「フフッw おはよう」

研究所の受付嬢に軽口を叩くリアム。


「アンタ、最低ね!」

「いや、これは・・・あの・・・」

その受付嬢に、タケコという同棲相手がいることを知られ、窮地に追い込まれるリアム。


(大人って汚らわしい・・・)

その現場を、アンナがファンキーな友達を連れて通過。


(あの女、ネオの店で売ってる写真の人だ)

幼くても鋭い女の勘。


「カミーユゥ・・・俺、どうしたらいいの」

「ネオ・・・」


「あんなたいしたことない女のことなんか忘れなよ」

「え・・・?あ、うん・・・」

カミーユは、女に振り回されすぎるネオに、いい加減イライラしていたのであった。

2 件のコメント:

  1. 俗に言う「釣り逃がした魚」ってやつでしょうか ネオの思いがMAXなのにタケコさんはネオのことをこれっぽっちも思っていないという残酷な現実 まあ、今までネオがしてきたことを思えば無理もないですかwww
    とはいえ、タケコさんが同棲相手に選んだ男は女関係にだらしがない男ですね(ネオほどじゃないですが) タケコさんも男を見る目がないのか、まわりにはそうゆう男しかいないのか
    まだまだひと波乱ありそうで楽しみです ではでは…

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    1. ネオは、自分は愛情をまき散らすのに、相手がそれをやると激しく落ち込むというワガママな男ですw

      一人の女性を一途に愛する男というのは、ザッと見回した感じいません。(笑) タウニーが勝手に恋愛してくれるのはいいけど、みんな不埒で困ったもんです。

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